現行の都市計画堅持を 川平公民館が市に要請

川平公民館の野底吉彦館長が中山義隆市長に要請書を提出した=24日、石垣市役所

 川平公民館(野底吉彦館長)は24日午後、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、川平湾周辺を含む「川平景観地区」の保全について、現行の都市計画による高さ制限と区域を堅持するよう要請した。

 要請書には「石垣市は条例や都市計画を変更してホテル建設を認めるという方針で再び川平景観地区の高さ制限を緩和する計画の見直しを進めているという情報が流布されている」として懸念を伝え、現行の7㍍を越える建物の建設には地域として反対する意向を伝えた。
 中山市長は「要請についてはしっかり受けさせていただく」と応じ、高さ制限の緩和するという噂については「リゾートホテル業の事業者から緩和について問い合わせがあった」と明かし、「景観への懸念は十分承知している」と理解を示した。
 公民館としては「高さ制限は維持し、具体的な案があるのであれば公民館に相談してほしい」と申し添えた。
 同様の内容で石垣市議会の我喜屋隆次議長に請願書も提出された。
 要請・請願には川平公民館の役員のほか、老人クラブ会長、婦人会長も同席した。

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