陸上自衛隊石垣駐屯地（仮称）の３月中旬開設に向け、陸自は２日午後、新たにミサイルを運用する車両などを石垣島に輸送した。石垣島に輸送された車両は既に50台以上と見られる。陸自は４日ごろに搬入した車両を駐屯地に搬入する可能性がある。
陸自は先月25日に35台前後、同28日に15台前後を石垣島に輸送していた。
２日午後２時半ごろ、陸自隊員と思われる10人以上の男性が観光バスなどに分乗し石垣港に到着。午後３時ごろに２台の重機が離島ターミナル近くの陸自車両を駐車している区画から移動された。
午後４時ごろ、琉球海運株式会社のＲＯＲＯ船「かりゆし」が石垣港に接岸。同船から陸自車両が次々と陸揚げされた。非戦闘車両など計６台は離島ターミナル近くの区画に移動した。
石垣駐屯地（仮称）を巡っては、既に準備部隊の隊長である井上雄一朗１佐など幹部が石垣入り。開設準備を進めている。所属部隊である八重山警備隊（仮称）や駐屯地業務隊などを新編。ミサイル部隊は九州から移駐する。隊員数は約５７０人を予定。