第十一管区海上保安本部によると、15日午前8時58分ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船「海警1301」「海警1401」の2隻が領海に侵入し、周辺を航行する日本の小型ヨット1隻に近づこうとする動きを見せた。2隻は午後4時ごろ、相次いで領海から接続水域に出た。
中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは2月24日以来で、今年に入って7件、4日目。
ヨットには1人が乗船。海保の巡視船が領海侵入した中国艦船をヨットに近づかせないよう警戒し、乗船者の安全を確保した。
領海侵入した中国艦船とは別に、尖閣周辺の接続水域では「海警1102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは49日連続。