第十一管区海上保安本部によると、17日午前2時過ぎ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船「海警1102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」の2隻が領海に侵入し、周辺を航行する日本漁船2隻に近づこうとする動きを見せた。2隻は午後8時58分ごろまでに、相次いで領海から接続水域に出た。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入するのは3日連続で、今年6日目。
漁船2隻にはそれぞれ3人と2人が乗船しており、領海内で操業。海保が周辺に巡視船を配置して中国艦船の接近を阻止し、漁業者の安全を確保した。
尖閣周辺の接続水域では「海警1301」「海警1401」も航行を続けている。尖閣周辺での航行は51日連続。