最西端から海びらき宣言 八重山観光の飛躍誓う YVB

海びらきイベントでフラダンスを披露するピハハウオリのメンバー=26日、久部良多目的集会施設

一般社団法人八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)が主催する「日本最南端!八重山の海びらき2023in与那国島」が26日、与那国町で行われた。海びらき祈願のみ久部良ナーマ浜で行ったが、雨天のためテープカットや初泳ぎは取りやめ、他のプログラムは久部良多目的集会施設に会場を移した。ことし1年の海の安全を祈願し、一足早い夏の訪れを全国に宣言した。約400人(主催者発表)が来場した。久部良公民館の野底眞助館長や八重山3首長が午前11時半ごろ、ナーマ浜で海びらき祈願を行った。
正午過ぎ、久部良多目的集会施設に地元住民や観光客が集まり、久部良小中学校の児童生徒が「日本最西端のビーチ、ナーマ浜より2023年の海びらきを宣言します」と声を張り上げた。
舞台上で次々とイベントがあり、与那国伝統芸能保存会や祖納青年会が演舞を披露。「ピハハウオリ」のメンバーがフラダンスを披露。花王株式会社による日焼け止め贈呈式やTシャツデザインコンテスト、現ミス八重山の退任あいさつや新ミス八重山の発表が行われた。
景品の自転車が当たる抽選会も行われ、来場者を楽しませた。
八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆市長は「南ぬ島石垣空港が開港10周年を迎え、チャーター便就航で国際線も再開した。西表島の世界自然遺産登録も1周年となり、与那国島では新たな自然観光ポイントが注目される。八重山観光の飛躍が期待される」とあいさつ。
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の下地芳郎会長は「皆で力を合わせ、観光を盛り上げることが大事」と訴えた。

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