照屋義実副知事は30日、東京の中国大使館に呉江浩中国大使を訪れ、玉城デニー知事が訪中を希望していると伝えた。日中の平和交流に向け、沖縄が貢献する意向も強調した。県交流推進課が同日発表した。
玉城知事は新年度から県庁に地域外交室を設置し、アジアの緊張緩和に向けた県独自の外交に乗り出す構え。照屋副知事の中国大使訪問も、こうした政策の一環となる。
県によると、照屋副知事は「日中の交流や平和交流を維持し、持続的な発展を続けることは重要。沖縄は600年の交流の歴史を踏まえて貢献できると考えている」と述べた。
呉大使は「沖縄と中国の交流を進めるのはとても良いこと。沖縄の持つ歴史的な側面は、これからの交流を進めていく上でも財産になる」との考えを示した。