国有化以降で最長 侵入の中国船が退去 尖閣周辺

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺で3月30日から領海内に侵入していた中国海警局の艦船3隻は2日午後7時45分ごろまでに接続水域に出た。侵入時間は80時間36分で、尖閣国有化以降で最長となった。30日は午前11時10分ごろから4隻が相次いで領海に侵入。1日夜に1隻が接続水域に出たが3隻は日本漁船の動きに合わせるように航行し、海保が領海から出るよう警告していた。
 接続水域では3日午後3時現在、「海警2102」「海警2201」「海警2301」と機関砲らしきものを搭載した「海警2204」の4隻が航行。海保は巡視船を配置し、領海に侵入しないよう警戒を続けている。
 領海外側にある接続水域を含め、中国艦船が航行するのは68日連続。

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