石垣市は、まちづくりに関する市民のアイデアに助成金を交付する「市民の夢応援プロジェクト」を10日から開始する。同日から5月15日まで、市民のアイデアを公募。5月に審査会を開き、助成対象のアイデアを5件程度に絞る。7日、市役所で記者会見した中山義隆市長は「市民目線でユニークな事業の実現を応援する」と述べた。
同プロジェクトは、中山市長の4期目マニフェストの一つ。地域課題の解決、地域資源の発掘など、地域振興・地域貢献に関する事業のアイデアを公募する。
今年度予算に事業費として200万円を計上しており、公募するアイデアは助成額50~100万円が1件、30~50万円が1件、10~30万円が1件、10万円以内が2件となっている。市はアイデアの具体的な例として、地域の植栽などを挙げている。
助成金交付の対象となるのは成人の市民2人以上で構成された企業・団体。事業は来年2月28日までに完了することが条件となっている。5月29日の審査会でアイデアの内容をプレゼンしてもらい、審査結果の通知は同31日、事業着手は6月上旬を見込んでいる。
同プロジェクトとは別に補助金を受けて行える事業や、政治、宗教などの思想信条にかかわる事業などは対象にならない。
担当課の企画政策課は今月17日午後6時半から、市役所コミュニティルームで同プロジェクトの説明会を開く。