自衛隊は4月24日夜、空自の大型輸送機C2で石垣島に地対空ミサイル「PAC3」を空輸した。石垣空港に発射機を運用するトレーラーを搭載したC2が着陸。降ろされたトレーラー1両が自走して石垣駐屯地に入った。
午後8時前、C2は暗闇の中、石垣空港に着陸し空港ターミナルに背を向けるように駐機。約20分後、C2の後部ハッチが開き、「PAC3」の発射機を積んだトレーラーが降ろされた。
トレーラーは空港の外に出た後、一時停車し自衛官が車両の細部を確認。確認が終わった後、午後9時前に車両数台に先導され、石垣駐屯地に向かった。約20分で駐屯地の正門に到着した。
自衛隊は当初、24日午後4時から午後6時まで空港を使用。大型ヘリを着陸させる予定だった。
ただ、予定を変更し使用期限を午後8時過ぎまで延長するよう空港事務所に要請。C2を使用し発射機を最初に石垣島に輸送した。