中国船4隻が領海侵入 尖閣周辺、2日以来

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域では、26日午後4時過ぎ、中国海警局の艦船4隻が領海に侵入、午後5時半ごろ接続水域に退去した。中国船による領海侵入は4月2日以来、今年12日目。付近に日本の漁船はいなかった。
 4隻は「海警2301」「海警2502」「海警2102」と機関砲らしきものを搭載した「海警2204」。同日午後4時ごろから4時15分ごろにかけ、南小島の南側から順次侵入し、北東へ航行。午後5時26分ごろから5時42分ごろにかけ、南小島の東から退去した。
 現場に配備された巡視船が中国船に進路規制を繰り返し実施して領海から退去させ、以後、領海に侵入しないよう警告している。
 領海外側の接続水域を含め、尖閣周辺で中国船が航行するのは91日連続。

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