尖閣周辺に軍艦転用船 交代で入域、96日連続航行

尖閣周辺の接続海域で初確認された「海警1108」(第十一管区海上保安本部提供)

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域を航行していた中国海警局の艦船「海警2301」「海警2502」「海警2102」と機関砲らしきものを搭載した「海警2204」の4隻は、1日午前7時ごろ、新たに接続水域に入った他の4隻と交代した。
 新たに接続水域に入ったのは「海警1302」「海警1102」「海警1103」と機関砲らしきものを搭載した「海警1108」。中国艦船が尖閣周辺で航行するのは96日連続となった。
 海保によると「海警1108」が尖閣周辺の接続水域に入域したのは初めて。海軍艦を転用したとみられ、機関砲はこれまで確認された中で最大の76㍉砲という。
 現場に配備された巡視船が、領海に侵入しないよう警告している。

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