竹富町の島々から町民が一堂に集う「１０回ぱいぬ島まつり」が８月２０日、西表島大原の竹富町離島振興総合センターで開催される。４年に１回のまつりだが、前回大会は台風の影響で中止となり、８年ぶりの開催となる。９日、町役場で同実行委員会（委員長・前泊正人町長）が開かれ、前泊町長は「８年ぶりの開催を何としても成功させたい。豊かなアイデアや幅広い知見をいただきたい」と意気込んだ。

　同まつりは活力と魅力あふれる町づくりを目指し「元気なまち、楽しいまち、交流のまち」を開催方針に４年に１度行われている町内の一大イベント。
　当日は開会セレモニー後、子どもたちが参加する「集え！光輝く子どもたち」、伝統芸能の舞台「島々の芸能」などがある。ステージイベントでは「ミュージックコンサート」、「ヒーローショー」などが予定されている。そのほか常設イベントとして、特産品販売や姉妹町・斜里町の物産コーナーなども設けられる。閉会セレモニー後には打ち上げ花火もある。
　町内から多くの参加者を見込んでおり、町は今後、参加者の宿泊場所やチャーター船の確保などの必要数を把握して調整を進めていく。
　実行委は町職員、庁内関係団体などで組織。この日は町が開催方針や各部会の役割、実施要項などを説明した。今後は部会で協議が進められ、７月２５日に最終確認の実行委員会が予定されている。
　予算は２５００万円でふるさと創生基金を活用。寄付も呼び掛けている。会議はオンラインでも各島に配信された。