石垣市学力向上推進委員会(委員長・﨑山晃教育長)の2023年度総会が17日午後、市民会館中ホールで開かれ、学力向上推進に係る活動計画など7議案を承認した。主体的に学びに向かう教育や勇気づけの教育に向けた実施ポイントを説明した。
2023年度石垣市学力向上推進計画では「幼児児童生徒一人ひとりに生きる力の基盤となる新しい時代を作るために必要とされる資質能力を育む」を目標に設定。目指す児童生徒像は「自分の良さや可能性を認識し、多様な人々と協働しながら自己実現を図っていく幼児児童生徒」と定めた。
学習教育部会では自立した学習者の育成に重点を置き、主権者意識を育む「子ども議会」の開催やAI型ドリル、Webライブラリの活用など、ICTを活用した個別最適な学びを推進していく。また、学校と地域が一体となって特色ある学校づくりを進めていくコミュニティスクール(学校運営協議会)を推進し、23年度は宮良小が対象校となる。
PTA・家庭・地域部会では小学6年生を対象として石垣島探訪ウルトラウォーク、台湾との小学生・中学生教育交流事業もあると説明。家庭教育で自己肯定感など、土台をつくり、地域の先輩との関わりで自尊心を高める取り組みを推進していくという。
委員長の﨑山教育長は「これまでの教育の良さを生かしつつ、新しい時代に必要とされる資質能力を育んでいきたい」とあいさつした。
2023年度役員は次の皆さん。▽参与=金城綾子(教育委員教育長職務代理者)、南和秀(教育委員)、浦﨑美紀子(同)、新里裕樹(同)▽委員長=﨑山晃(教育長)▽副委員長=仲地秀将(市立小中学校長会会長)、宮良直人(市PTA連合会長)、平田勝男(市自治公民館連絡協議会長)、天久朝市(教育部長)▽監事=仲間千加史(教育総務課長)、真玉橋真由美(市立小中学校長会副会長)▽事務局長=上原太郎(学校教育課長)