米掃海艦 14年ぶり石垣寄港へ 中山市長容認「港湾利用制限せず」

報道陣の取材に応じる中山氏=5日午前、県庁

 米海軍佐世保基地(長崎県)所属の掃海艦「チーフ」(約1300㌧)が11~13日のいずれの期間に石垣寄港を予定していることが5日までに分かった。中山義隆市長は同日、出張中の那覇市で報道陣の取材に応じ「休養目的の寄港だ。日米地位協定もある。港湾の利用に制限をかけない」と述べ、容認する考えを示した。
 米掃海艦の寄港について、県との調整はしていないと明らかにし「港湾責任者は私だ」と強調した。同艦の寄港場所については、貨物船や離島航路への影響を避けるため、南ぬ浜町のクルーズ船バースとする。
 米掃海艦の石垣寄港は2009年以来、14年ぶり。当時の大浜長照市長は寄港自粛を求め、港湾当局に米軍に協力しないよう指示。労組など反対派は米兵を上陸させないため、石垣港を強行封鎖するなどとして抵抗した。
 クルーズ船バースの北側では、自衛隊が北朝鮮による弾頭ミサイル発射に備えるため、迎撃用の地対空誘導弾「PAC3」を11日まで展開している。このあと自衛隊は島外から輸送されたPAC3関連車両を所属部隊に戻すと見られる。

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