「尖閣アカマチ」テーマに曲 サワグチさん、石垣で取材

「レッドダイヤモンド アカマチ」のCDを仲間さんに贈呈するサワグチさん(左)=6日夜、石垣市大川

 作曲家のサワグチカズヒコさん(51)が、石垣市の尖閣諸島を題材にした新曲「Red diamond(レッドダイヤモンド)アカマチ」を作り、6日、尖閣諸島を守る会代表世話人の仲間均市議に市内でCDを贈呈した。曲づくりのため昨年11月に市を訪れ、仲間さんに取材したサワグチさんは「(尖閣海域で獲れた)アカマチを誰もが食べたいと思う曲を書きたかった」と話した。

 サワグチさんは「日本を支える人を応援する歌をつくる」ことをライフワークに東京で活動している。仲間氏が尖閣周辺海域に出漁し、領海侵入した中国艦船に脅かされながらも水揚げを続けていることを知り、新作で尖閣を取り上げることにした。
 石垣島では仲間さんから尖閣周辺海域の現状や、尖閣に対する思いを聞き、東京に戻ったあとの曲づくりで、歌詞や曲に反映させた。
 歌詞は「銀座のセレブなマダムが、友だちに尖閣海域で獲れたアカマチのおいしさを自慢する」というコンセプト。サワグチさんが参加する音楽ユニット「給食当番」がボーカルやバックの演奏を担当している。
 「知らないくせにサカナ語らないで 天にも登るマボロシ高級魚」「石垣から8時間 黒潮の潮目に咲く一輪の赤い花のよに咲き誇る」「危険おかして 尖閣の海でしか出会えない」「石垣から170㌔ 燃料高騰凄まじいが 赤いダイヤは私にこそふさわしい」など、マダムの自慢話にことよせて、尖閣の地理や、尖閣アカマチを紹介。曲はディスコ調の弾むようなリズムで進行する。
 仲間さんは「ノリノリで最高だ。尖閣まで石垣から8時間とか、私が話したことが歌詞に入っていてびっくりした」と曲の出来ばえに満足の表情を見せた。将来的にオープンを計画している「尖閣食堂」でこの曲のCDを販売するという。
 サワグチさんは「給食当番」を通じ「今後も日本の食文化を世界に発信したい」と期待している。 

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