中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺、日本漁船追う

第十一管区海上保安本部によると、8日午前11時50分ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に、中国海警局の艦船「海警2502」と「海警2302」が相次いで侵入した。午後3時現在、領海内を航行、漂泊している。南小島の東南東の領海では午後3時現在、日本漁船(9・1㌧、乗組員2人)が操業している。
漁船の周囲に配備している海保の巡視船が中国船に領海からの退去を要求し、漁船に近づかないよう警戒している。
中国船による尖閣周辺の領海侵入は5月24日以来で、今年18日目。領海侵入を受け、政府は首相官邸の危機管理センターに設置していた情報連絡室を官邸対策室に格上げした。
領海外側の接続水域では「海警2301」と、機関砲らしきものを搭載した「海警2204」が航行。巡視船が領海に侵入しないよう警告している。尖閣周辺で中国船が航行するのは7日連続。

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