日本一早い新米初出荷 JAが石垣、西表産690㌧

新米を乗せたトレーラーを関係者が塩や酒で清めた=15日午後、JA八重山地区ライスセンター

今年度産の八重山地区水稲一期作初出荷式が15日、JA八重山地区ライスセンターで行われ、日本一早く収穫された新米が沖縄本島に初出荷された。県内外の量販店などで販売される予定。今期の玄米出荷は石垣島産で530㌧、西表島産で160㌧を予定する。
JAおきなわ八重山地区管内では、1月下旬から田植えを開始。2、3月の日照不足や直近の台風2号による被害が懸念されたが、大きな影響はなかった。
5月23日から6月12日までの搬入量は石垣島産が約450㌧、西表島産が約60㌧。今月14日までの品質検査では石垣島産のうち、約164㌧が一等米の判定を受けた。
初出荷式でJAおきなわ八重山地区水稲生産部会の翁長孝夫部会長は「八重山産の新米を待ち望む消費者に届けて」と期待。JAおきなわ八重山地区営農振興センターの米盛充紀センター長は「例年にないほど、おいしい日本一早い早場米になった。今が旬なので、早めに八重山のお米を味わって」と呼び掛けた。
新米を乗せたトレーラーは関係者に塩や酒で清められた後、午後2時ごろライスセンターを出発した。

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