コロナ相談ダイヤル再開 感染者の急増受け 石垣市

対応に追われる境田院長=27日、かりゆし病院

新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、石垣市は28日から「感染症電話相談室」を再開することを決めた。オペレーターが症状などを聞き、必要に応じて医療機関を紹介するサービス。各医療機関は、新型コロナ感染が疑われる場合、受診の前に相談室に電話するよう呼び掛けている。
受け付けは原則平日の午前9時から午前11時半。市の担当者によると、当面は1回線で対応し、状況に応じて回線を増やすと言う。
沖縄県内の定点あたりの患者報告数は12日から18日までで28・74人を記録。5月初旬ごろと比べ約5倍の多さとなった。市でも感染拡大の波はおさまらず、県立八重山病院では17日、救急室を受診する患者が100人を超え、33人の発熱が認められた。
民間のかりゆし病院でも患者が急増し、27日、発熱を訴える患者が約60人来院。うち新型コロナ陽性者が約9割を占めた。
病院への問い合わせが殺到しており、「このままでは急患にも対応し切れなくなる」(境田康二院長)ことから、他の医療機関とともに市に相談室を再開するよう求めていた。
境田院長は「患者数が『第7波』を超える可能性がある。医療崩壊が起きつつある」として、市民にマスク着用、手洗いなど基本的な感染対策を講じるよう呼び掛けた。
相談室の電話番号は℡070・1470・2813。夜間、休日に関しては県コロナ感染症相談窓口℡098・866・2129への連絡を推奨する。

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