コロナ急拡大、入院千人超 知事「救える命救えなくなる」 沖縄県内

 県内で新型コロナウイルスが急拡大していることを受け、玉城デニー知事は5日コメントを発表し、医療現場の逼迫(ひっぱく)を指摘。「このまま感染の拡大が続くと、救えるはずの命を救うことができなくなる事態が現実となる恐れがある」と訴えた。県はこの日、沖縄本島の医療フェーズを最も高い「フェーズ5」に引き上げた。宮古、八重山も既に「フェーズ5」に引き上げている。

 県内の6月19日から1週間の定点(医療機関)当たり感染報告数は39・48人で、推定感染者数は1日当たり1430人となった。免疫逃避能力が高いXBB系統株の流行が要因と見られている。
 入院患者数は5日時点で1067人に達し、昨年8月のピーク時に匹敵する規模となった。医療従事者の感染に伴う医療機能低下もあり、医療現場は逼迫。救急搬送患者の受け入れ困難ケースも発生しているという。
 玉城知事はコメントで➀発熱などの体調不良時は外出を控え、重症化リスクの高い高齢者などとの接触を控える➁発症日をゼロ日目として、5日間は外出を控え、5日目に症状が続いている場合は、熱などの症状が軽快して24時間経過するまで外出を控える―ことを求めた。
 軽症の場合は救急受診を控え、自宅での療養に協力することも呼び掛けた。

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