第6回無人島カヤマ島七夕星まつり2023(主催・同実行委員会)が7日から8日にかけ、嘉弥真島で開催された。ゲストやスタッフ約70人が参加し、夏の夜空を彩る天の川を眺めるなど、星空観察を楽しんだ。恒例の「星開き宣言」では石垣島出身のアーティスト・饒平名久乃さんが「この美しい星空に天の川や流れ星に愛を願いましょう」と呼び掛け、星開きを宣言した。
星まつりは小浜島神司による安全祈願の後、実行委員会の親盛一功委員長が「大自然を満喫し、楽しんで」とあいさつ。
星空が出るまでは、パフォーマンスショーや饒平名久乃さんのライブで会場を盛り上げ、夕日が沈み暗がりが広がると、星空案内人の宮地竹史さんによる八重山の美(ちゅ)ら星解説が行われた。
星座の紹介や星にちなんだ八重山の言い伝えなどを紹介し、参加者は興味深く宮地さんの話に聞き入っていた。
標高19㍍の展望台での星空観察会や8日には島内を巡る「カヤマ島自然講演会」も開催され、無人島で1泊2日のイベントを満喫した。
カヤマ島ツアーなどを企画する宮平観光㈱の角田香紀マリンマネージャーは「毎年恒例の星まつりで星空、カヤマの海、ウサギたちを知ってもらえたので良いPRにつながれば。これから夏本番なので島内の子ども達にも遊びに来てもらいたい」とアピールした。