「華千の会與那國久枝八重山のおどり稽古道場」こっこーまやいまっこ教室(大濵琴美代表)は15日、八重山方言で歌われる童歌のお披露目会を開催した。八重山古典音楽安室流協和会の金城弘美師範(54)が、自作したCDの中から八重山方言で歌った童歌を披露。教室に通う児童生徒にCDを贈呈した。
金城さんは17歳で八重山古典民謡最優秀賞を受賞。NHK沖縄放送局の番組「うちなーであそぼ」では、八重山方言で童謡を披露している。華千の会の與那國久枝師匠と共に石垣第二中学校の郷土芸能部を指導している。
この日は自作したCDの紹介のため教室でお披露目会を開催。金城さんが「きらきら星」や「海」など、童謡を八重山方言で披露した。
金城さんは「子どもたちには、音と一緒に方言を覚えてほしい」と話し、大濵代表も、「歌で方言を聞くことで、子どもたちも方言になじみやすい」と、リズムと共に方言が受け継がれていくことに期待した。
お披露目会に参加した梅田ももさん(10)=大本小5年=は「方言はあまり分からないが、心に響いた」とやさしい声の余韻に浸っていた。