新川字会(唐眞盛充会長)は3日午後2時から、長崎御嶽で豊年祭オンプールを行った。同日午前に、台風6号の暴風警報が解除され、役員や関係者のみでフバナーギ(初穂揚げ)を執り行った。祝賀会や奉納芸能などの余興は5日午後3時から新川小学校体育館で開催される。
神司による願い(ニンガイ)の後、役員らが新酒を酌み交わす「ウフミシャグパーシィ(大神酒囃子)」の儀式を行い、一年間の豊作の感謝と、来夏世(クナツユ)の豊作を祈願した。
唐眞会長は「(オンプールが)天の神様も味方し、暴風警報が解除された中で安心して執り行うことができた」と話し、4年ぶりのムラプールの開催について「3年間コロナで開催できず、やっと思いっきりできる気持ち。大勢の皆さんが集まる行事なので雨さえ降らずに楽しめたら」と意気込んだ。
次いで双葉公民館(伊禮良憲会長)も同御嶽で祈願した。
6日には真乙姥御嶽でユーニガイ(世ヌ願い)が行われる予定で、旗頭奉納と大神酒奉納が行われる。