与那国町の糸数健一町長は4日、陸上自衛隊の与那国駐屯地を訪問し、診療所で医療支援を行う今野光彦3等陸佐(医官)、野中巌八泰2等陸曹(放射線技師)、松波広喜2等陸曹(同)に感謝状を贈呈した。
与那国町の医療機関は与那国診療所のみ。現在は2人体制で島民約1700人を診療している。急患などの場合は、診療所の負担が特に大きくなる。
与那国駐屯地の開設後、町と沖縄地域医療センターは自衛隊に医療支援を要請。駐屯地は2019年10月、診療所に医療支援として放射線技師、 昨年11月には医官を派遣した。現在は診療業務や休日夜間の対応、島外への患者搬送時の支援なども実施している。これまでの医療支援件数は今月3日現在で約1600件に及ぶ。
糸数町長は「現在までの医官による医療支援に感謝する。引き続きの支援をお願いしたい」と語った。