石垣市内で合宿中のBリーグ琉球ゴールデンキングスは24日、八重山の小学生選手を対象にバスケ教室を開催した。田代直希選手ら主力と、山下恵次コーチらキングスの関係者が直々に指導。180人の子供たちは憧れの選手を前に緊張しながらも、貴重なアドバイスを真剣に聞いた。
山下コーチは、バスケの基本であるドリブルを中心に教えた。「低い位置でドリブルする時は、指先で細かく突いたら良い。すねより低くしたら相手に取られにくい」などと選手による実演を交えて、ドリブルの重要性を強調。
エキシビションで身長191㌢の今村佳太選手らと対峙(たいじ)した子供たちは果敢に攻めたが、ドリブルを続ける同選手からボールを奪えなかった。
山下コーチは練習法も伝授し「ドリブルの使い分けをしてほしい。身体のどこの高さまで跳ね返らせるか、考えるように」と求めた。
参加した宮城もかさん(3年)=北部=は「勉強になった。もっと上手くなる」と意欲。桃原叶光(かなり)君(6年)=石垣=は「普段の練習にも意味があると気づいた。学んだことを試合に生かしたい」と話した。
キングスによる八重山でのバスケ教室は、初の試み。八重山バスケ協会の関係者は「キングスの尽力のおかげで実現した。子供たちの技術がさらに発展してほしい」と期待した。