旧盆ナイター闘牛白熱 最後の大一番は人気牛対決

旧盆ナイター観光闘牛には、多くの来場者が集まり、白熱した牛たちの対戦に歓声を上げた=29日夜、八重山闘牛場

 2023年旧盆ナイター観光闘牛(八重山闘牛組合主催)が旧盆のナカヌヒー(中日)である29日夜、八重山闘牛場で開催された。今期最後となる闘牛大会には約700人(主催者発表)が来場。熱戦に大きな歓声を上げた。最後の大一番は2分31秒で勝敗が決まったスピート対決。「二代目ガマちゃんパンダ」(660㌔)が「みんなの冷えピタくん」(660㌔)を、はらとりで制した。

 旧盆ナイター観光闘牛には、石垣市内だけでなく京都や与那国島、鹿児島県の徳之島からも参加。「南国怒南龍」=与那国島=(800㌔)と「きたうちトガイ昇天龍海翔」=宮良=(750㌔)は「南国怒南龍」が不戦勝となった。
 徳之島で育った「J・I・K☆PANDA」(780㌔)、「ラッキーパンダ四男坊」(660㌔)は、それぞれ2番、3番で出場。「J・I・K☆PANDA」が不戦勝、「ラッキーパンダ四男坊」は10分54秒で粘り勝ちした。
 最後の大一番はスピード自慢の人気牛同士の対決。息をつく暇がない白熱した対戦を繰り広げた。
 一瞬の隙を付いて「二代目ガマちゃんパンダ」が「みんなの冷えピタくん」の横腹に頭を荒々しく押し付け、フェンスまで押し込み勝負があった。
 八重山闘牛組合の上地かおり組合長は「観光客も来場し、若い地元のファンも増えてきた。今後も人と牛の距離が近く、見やすい八重山闘牛を広めていきたい」と力を込めた。
 今年3月に石垣島に移住した東田亜矢さん(36)=大川=は「闘牛を見たのは2回目。子どもたちも牛に興味があり、今回見ることができて良い経験になったと思う」と話した。
 試合結果は次の通り(上が勝ち牛)。
 ▽南国怒南龍―きたうちトガイ昇天龍海翔(不戦勝)
 J・I・K☆PANDA―天翔會ゆまちゃん號(同)
 ▽ラッキーパンダ四男坊―トーマスモジ(10分54秒)
 ▽神風特攻隊―寿寛興業零次熊虎(0分17秒)
 ▽パン太郎―海華小鉄(2分33秒)
 ▽二代目ガマちゃんパンダーみんなの冷えピタくん(2分31秒)

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