第十一管区海上保安本部によると、15日午前10時半ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の艦船4隻が侵入した。
4隻は「海警1302」「海警1102」「海警1103」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1105」。中国海警局の艦船が領海侵入したのは8月23日以来で、今年27日目。
海保の巡視船が進路規制や退去要求を実施。
4隻は同日正午過ぎから順次領海から退去し、午後3時半現在「海警1103」「海警1105」が領海外側にある接続水域を航行している。中国船が尖閣周辺を航行するのは42日連続。
「海警1302」「海警1102」は、午後3時ごろ、接続水域を出た。
松野博一官房長官は記者会見で、中国側に外交ルートを通じて厳重に抗議し、退去を求めたと明らかにした。首相官邸は、危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に格上げして対応した。