「平和のため頑張ったこと誇り」 新百歳黒島さんら祝福 石垣市

家族、てっとめのメンバーや中山市長と記念撮影する黒島トミさん=18日午前、登野城(北川智沙生さん撮影、てっとめ職員)

 敬老の日の18日、石垣市の中山義隆市長は新100歳を迎えた市内在住の黒島トミさん=登野城=の自宅を訪問し、頌状を贈呈。ますますの長寿を祈念した。市によると、今年度、市で新100歳を迎えた長寿者は黒島さんら計13人。

 中山市長は午前11時前に黒島さん宅を訪れ、カジマヤーの衣装に身を包んだトミさんと面会した。頌状を受け取ったトミさんは「みんなに助けられて、ここまで来られました。わざわざおいでくださってありがとうございます」と感謝を述べた。
 トミさんは現在でも新聞などのニュースを見て、世の中の出来事に関心を持ち、頭を鍛えているという。長寿の秘訣については「いろいろな人たちとの付き合いを大切にしてきた」と笑顔で話した。
 1924年3月19日、石垣市登野城に生まれ、1944年に沖縄県女子師範学校を卒業。1983年に退職するまで小学校で教員を務め上げた。
 トミさんは「戦争で亡くなった同窓生、ひめゆりの後輩たちを思い、二度と戦争のない平和な時代を願って、教員として頑張ってきたことが誇り」と振り返った。
 中山市長は「さまざまなことがあった時代を乗り越えて、100歳を迎えられたことに、お祝い申し上げます」と祝福した。
 居間には、トミさんが利用している訪問看護ステーション「てっとめ」のメンバーの手作りの飾りつけがあった。

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