石垣市が初の人口５万人達成を記念し、１１月１８日に市役所隣（旧空港跡地）で開催する「石垣島大ＢＢＱまつり」で、同時にバーベキューをした最多人数の世界記録に挑戦するイベントのチケット販売が１０日から始まった。市は現在の世界記録を更新する２５００人の参加を目指しており、同日、市役所で記者会見した中山義隆市長は「観光客も含め、一緒にギネスに挑戦してほしい」と呼び掛けた。

　ギネス世界記録に挑戦するイベントのチケットは２０００円で、食材費が含まれる。専用アプリ（イベント管理サイトＰｅａｔｉＸ）と、事務局の市商工振興課窓口で購入できる。アプリで２０００枚、窓口で５００枚を販売し、２５００枚が売れた時点で締め切る。
　現在の世界記録は今年２月、メキシコで出た２１８４人。市のイベントは正午から公式認定員の合図とともに開始し、参加者は一人１００㌘の石垣島産黒毛和牛串を焼き網に置いて焼き始める。焼く作業は必ず一人で行い、５分以上焼いたあと、公式認定員の合図で終了する。この時点で参加人数が２１８４人を上回っていれば新記録達成となる。
　ギネス世界記録に挑戦するイベントの隣では、地産地消を推進するため、石垣島の食材を販売する屋台や、その場でバーベキューができる焼き台が並ぶ。ギネス挑戦者以外の一般参加者が特産品を満喫できる。
　ステージも設置され、ダチョウ倶楽部と、きいやま商店が盛り上げ役として出演することが決まった。ＦＭいしがきが主催する婚活イベントも同時開催される。
　会場の出入口は２カ所設置され、いずれも車両の進入方向などの交通規制がかかる。市は「混雑が予想されるため、なるべく乗り合いか公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けている。
　まつりは午前１０時から入場開始で、閉会は午後５時。１８日が悪天候のためまつりを開催できない場合は、１９日に順延する。
　市商工振興課によると、まつり開催の費用は約２１１２万円で、うち１５００万円をふるさと納税でまかない、残りはチケットの売り上げを充てる。