14日から始まる日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」に向け、沖縄本島にあるキャンプハンセン所属の米海兵隊の隊員など20人が11日、陸上自衛隊の大型ヘリ「CH47」で石垣島に入った。
衛生や通信の訓練で使用する機材を南ぬ島石垣空港で陸自のトラックに1時間かけて積み込み、石垣駐屯地に向けて出発した。
米兵が搭乗した「CH47」は2回、沖縄本島と石垣島を往復。1便目に18人が乗っており、午後3時過ぎに到着した2便目で兵士2人と大型の貨物数十個が到着した。
貨物を陸自トラックに載せる作業は午後4時までに終了。米兵たちは用意されたレンタカーでトラックの後を追い、駐屯地へ向かった。
訓練は16日から本格的に始まり、26日ごろまで続く。この間、100人以上の米軍関係者が石垣駐屯地に入り、日米で合同の指揮所を設ける訓練を行う。陸自オスプレイを使った負傷者の搬送訓練も石垣空港を使用して行われる。
米海兵隊第3海兵師団司令官室のシルビア・麻衣子・ブラック日本地区担当顧問によると、熊本県にある健軍駐屯地を含む全国の自衛隊施設を使って訓練を行う。与那国島にも12日に米軍が準備のために入った。