14日から月末まで沖縄県や九州などで行われる日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」の準備が与那国島でも進んでいる。12日午後、空将と思われる要人が乗った航空自衛隊の大型ヘリ「CH47」が与那国空港に着陸。同乗者10人以上と共に与那国駐屯地に向かった。
レゾリュート・ドラゴン23では、石垣島や与那国島などの先島諸島の自衛隊施設で、主に陸上自衛隊と米海兵隊が参加して実働訓練を行う。
与那国町が公表した資料によると、与那国島では与那国駐屯地を会場に、陸自から九州・沖縄を管轄する西部方面総監部などの人員約50人、米海兵隊からは第3海兵機動展開部隊などから同数がそれぞれ参加する。訓練は駐屯地の中で行われる。空自関係者が来島するとの記述はない。
米軍は11日に石垣島に、12日午前に与那国島に、それぞれ訓練の準備を行う要員を派遣している。
12日に、空自関係者と米軍関係者が与那国駐屯地内で接触した可能性が高い。
空自の「CH47」は与那国駐屯地の給油車両から燃料の補給を受け、数時間後に与那国空港から離陸した。