第十一管区海上保安本部によると、１６日正午ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の艦船２隻が侵入した。中国船が尖閣周辺で領海侵入したのは今月９日以来で、今年３１日目。領海では同日午後３時現在、日本漁船１隻（９・１㌧）が操業中。海保の巡視船が領海に侵入している「海警１３０２」と「海警２１０２」に領海から出るよう警告。日本漁船に近づかないよう、警戒し、漁船の安全を確保している。
　領海外側にある接続水域では、同日午後３時現在、機関砲らしきものを搭載した「海警２２０２」が航行している。中国船が尖閣周辺で航行するのは７３日連続。