知事「県民に不安」と批判 市長は「問題ない」と理解 日米訓練

 陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」で、陸自の輸送機V22オスプレイが新石垣空港を使用したことを受け、玉城デニー知事は19日「オスプレイの墜落事故が相次ぐ中、オスプレイを使用する日米の大規模な訓練の実施は、県民に不安を生じさせる」と批判するコメントを出した。
 石垣市の中山義隆市長は取材に対し、オスプレイが市街地上空を飛行しなかったことなどを挙げ「問題はない」と述べた。
 県はオスプレイの安全性に懸念を示し、9月と10月、沖縄防衛局に対し、県内で陸自のオスプレイの使用を自粛するよう求めていた。
 玉城知事は「二度にわたる要請を顧みることなく、新石垣空港に着陸したことは誠に残念」とした上で「引き続き自衛隊のオスプレイの県内における運用を注視し、県民の安全・安心を確保する観点から対応する」と強調した。
 市は日米共同訓練に先立ち、沖縄防衛局に対し、オスプレイの市街地上空での飛行を避けること、車両の通行の際は市民生活に影響が出ないようにすることを要請していた。
 中山市長は取材に対し「日米安保の中で、全国的に行われている共同訓練。市の要請に応じてもらったと報告を受けており、問題はない」とオスプレイの空港使用に理解を示した。

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