18日に静岡県で行われた第24回商工会女性部全国大会で、石垣市商工会女性部が「部員増強運動表彰」を初受賞した。昨年度中に35人が入部し、全国で最も部員を増やした実績が認められた。
昨年4月に就任した仲野英里部長(33)を先頭に、まだ入部していない部員の友人、知人に呼びかけを実施。
部員になると参加できる補助金セミナーや仮装ボウリング大会を紹介し、女性部の魅力をPRした。
「親会」の市商工会で会長を務める大濵達也氏らも呼びかけに協力し、1年間で部員数を68人から103人に急増させた。
仲野部長は「(部長に)就任した時に、大濵氏から『100人を目指せ』と応援されたので、全員で頑張った。元気な仲間たちだけど、やる時はやる」と、努力を振り返った。
大会実行委が公表したデータによると、昨年の県全体での女性部への入部者は93人で、石垣市が半数近くを占めた。
来年3月に任期満了を迎える仲野部長は「仲間を増やそうという気持ちを今回で終わらせず、次の世代が受け継いでほしい」と期待した。
20日、報告を受けた大濵氏は「次は200、300人を目指してほしい」と激励。「コロナ禍で動けなかった分、女性部での経験を生かして、部員増強運動を盛り上げていた」とたたえた。
市商工会女性部は現在、21歳から97歳までの部員が在籍し、ダンスパーティーや各種セミナーなどの企画を実施している。入部に関する問い合わせは℡0980・82・2672(事務局)まで。