アンガマ面押し売りにご用心 舟蔵公園で声かけ多発 石垣市

声かけが相次いだ舟蔵公園=23日

 石垣市新川の舟蔵公園で、70代とみられる高齢の男に、公園利用者が「アンガマの面(の模型)を買わないか」と執拗(しつよう)に声をかけられる事案が相次いでいる。公園は市施設管理課から委託を受け、市体育協会が管理しており、協会の担当者は「そうした行為は一切許可していない」として、警戒を呼び掛けている。

 18日に被害に遭った若い女性によると、男は「お面の模型を400円で売る」と声をかけ、女性が断ると、「買ってほしい」と購入をしつこく要求した。数分間の押し問答の末、女性に買う意思がないとみると、男は立ち去ったという。
 男は身長140~150㌢程度で、黒のポロシャツに黒のズボン、灰色の帽子を被っていた。
 別の公園利用者は「数日前に家族が(購入を)断ったら、数百メートル付きまとわれた」と証言。男は常習的に同様の行為を繰り返しているとみられる。
 管理者は「もし声をかけられても、決して話を聞かないで、その場から立ち去ってほしい。男には迷惑行為をすぐ止めるよう求めたい」と困惑している。
 八重山署によると、23日時点で相談や被害報告は受けていないが、舟蔵公園周辺には学校施設があり、幼い子供の利用も多いことから強要事件に発展する恐れもあるとみて、警戒を強めている。
 アンガマは旧盆行事で、あの世からの使者がかぶる面。

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