チームで思考力養う 算数・数学フェス、子どもたち挑戦 石垣市

3人1組で問題に取り組む児童ら=25日、石垣市役所コミュニティールーム

 信泉プロジェクト第6回算数・数学フェスティバル(主催・石垣市教育委員会)が25日午後、石垣市役所で開かれ、小学校の部に25チーム、中学校の部に14チームが参加し、3人1組で算数・数学の課題解決に取り組んだ。

 算数・数学フェスティバルは算数数学の領域から基本的・応用的な計算問題、身近な事象から思考力や判断力を問う文章問題を出題。3人で協力し、より良い解決法に導くためにチーム協働の力も試される。
 開会式では主催者を代表して天久朝市教育部長が「算数数学の面白さや課題を解決する楽しさを体感してもらいたい。チームそれぞれの強みを生かして作戦を立て問題に挑戦してほしい」と激励した。
 昨年中学生の部で2位の成績で今回も出場する大浜中学校の豊平大智君(15)、上地敦基君(15)、服部韻魚(いお)君(14)はことしも参戦。
 競技開始前に豊平君は「昨年は(他の)2人よりも解けなかったので今回は一つでも多く解けるように頑張りたい」、上地君は「3年生になって勉強する時間も増えきた。今回の数学フェスティバルで実力を出せたら」、服部君は「部活動も引退して受験勉強も忙しくなってきたが、3人で協力して1位を目指して頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。
 回答は採点し、11月1日に表彰式が予定されている。小学校1位、中学校1、2位のチームは22日から3泊4日行われる「石垣市小・中学生STEAM教育体験学習事業(東京都)」に派遣される。
 川平中学校、伊原間中学校でもサテライト会場が設けられた。

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