第十一管区海上保安本部によると、1日午前2時5分ごろから53分ごろにかけ、石垣市の尖閣諸島・魚釣島と南小島周辺海域で中国海警局の艦船「海警2301」「海警2102」「海警1301」が相次いで領海侵入した。午後3時現在、魚釣島周辺の領海内では、それぞれ2人乗りと3人乗りの日本漁船2隻が操業しており、中国艦船3隻は日本漁船に近づこうとする動きを見せた。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入するのは10月17日以来、今年33日目。
中国艦船3隻のうち「海警2102」は午前5時10分ごろ領海外に出たが、新たに「海警1303」が午前11時25分ごろ領海侵入し、3隻体制を維持しながら日本漁船の周辺を航行している。
海上保安庁が日本漁船2隻の周辺に巡視船を配置し、中国艦船を日本漁船に近づかせないよう警戒し、漁業者の安全を確保している。
これとは別に、尖閣周辺の領海外側にある接続水域では「海警1103」が航行している。尖閣周辺を航行している中国艦船は計5隻。中国艦船が尖閣周辺を航行するのは89日連続。