第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警局の艦船「海警2301」「海警1301」は3日午後3時現在、領海にとどまっている。中国船による領海侵入は3日連続で、今年35日目。魚釣島周辺と南小島周辺では、それぞれ2人乗り込みの日本漁船が操業中。海保の巡視船が進路規制を繰り返し実施して、漁船の安全を確保している。
領海外側の接続水域では、同日午後零時半ごろ、機関砲らしきものを備えた「海警1303」(同日午後零時半ごろ領海を退去)と、「海警1103」が航行している。
尖閣周辺で中国船が航行するのは91日連続。海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告している。