石垣市の活力と創造性の結集を目的とした「第59回石垣島まつり2023」(主催・同実行委員会)が4日、新栄公園を主会場に開幕した。出店やステージイベントに観光客や家族連れの市民など、多くの来場者でにぎわいを見せた。姉妹都市の台湾蘇澳鎮も初めてブースを出展。また、スポーツや芸能、学術等で活躍した人を表彰する「石垣島にぬふぁぶし賞」が創設され、4個人5団体が表彰を受けた。
オープニングセレモニーでは石垣市商工会の大濵達也会長が開幕を宣言。実行委員会会長の中山義隆市長は「石垣島まつりが伝統文化やライフスタイルの魅力を伝える大切な舞台として人流交流物流の経済基盤を支える催事として更なる発展を目指して参りたい」と述べた。
友好都市の岩手県北上市の八重樫浩文市長は「熱気高まる石垣市と友好都市締結10周年の節目に総勢40人で参加をさせていただいた。今後とも官民交えたあらゆる分野において交流を深めて参りたい」とあいさつ。蘇澳鎮の李明哲鎮長は「国境を越えた姉妹都市の絆は大変貴重なものであり、蘇澳鎮の各界からも高い評価と反響を呼んでいる」と交流の発展に期待した。
会場では飲食、玩具、姉妹都市・友好親善都市などの関係団体の計47団体が参加。沖縄角力スモウ大会やベンチプレス大会、占いコーナーなど12の関連イベントも開催する。4日のステージイベントは午後1時から12団体のステージパフォーマンスが行われ、午後7時過ぎからは郷土芸能の夕べ特別公演が行われた。5日は総勢約23団体1764人が行進する市民大パレードが午前11時、新川小学校前から旧市役所まで行列をつくる。午後1時からは9団体のステージイベント、午後5時過ぎからはサンデーナイトミュージック2023でノーズウォータ―ズ、亀井日出克さんらが出演。午後8時45分のフィナーレでは打ち上げ花火も行われる。