「僕らの感謝の気持ちを届けたい」 結成30周年記念単独公演 26日に市民会館大ホール ノーズウォーターズ 石垣島出身の2人組バンド

石垣島まつりで会場を沸かせたノーズウォーターズの崎枝将人さん(左)平安山高宏さん(右)=5日、新栄公園

 石垣島出身の崎枝将人さん(46)、平安山高宏さん(47)の2人組バンド「ノーズウォーターズ」の結成30周年を記念したワンマンライブが26日午後5時から市民会館大ホールで行われる。ノーズウォーターズはメンバーが石垣第二中学校在学時に6人組で結成。メンバーも入れ変わりながら30年以上活動を続け、キャッチーでポップなサウンドで全国のファンを惹きつけてきた。崎枝さんは「皆さんがいてくれたおかげで僕らは音楽を続けられる。ぜひ僕らの感謝の気持ちを聞きに来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 ノーズウォーターズは30年間にオリジナル曲は100曲以上を制作し、アルバムは9枚をリリースしている。5日に行われた石垣島まつりでは、音楽ライブにも登場し、熟練のライブパフォーマンスで会場を沸かせた。
 バンドがデビューを飾った八重山音楽祭の舞台が石垣市民会館大ホールだったことから、結成30周年を記念したライブには同じ会場の石垣市民会館大ホールを選んだ。崎枝さんは「中学の時は夢のまた夢だった市民会館でライブができる。30年経って実現したステージをみんなで楽しみたい」と期待を膨らませている。
 現在は2人となったバンドだが、元メンバーでギターの宮良ノブアキさん、ドラムの與那原トールさん、同じくドラムの田代浩一さんらも参加してライブを盛り上げる。
 「これまでのメンバーがいて今の僕らがいる。感謝もあるし、歴代のノーズウォーターズのメンバーも呼んで昔を懐かしんで見てもらいたいし、今のスタイルも見せていきたい(崎枝さん)」と意気込む。
 ライブでは30曲ほどを演奏する予定で「当時を知る人は懐かしいと思えるし、初めて見る人にも絶対楽しんでもらえるライブにしたい。来てくれた人には感謝の気持ちと、当日会場に来られない応援してくれる人たちにも届くように一生懸命やりたい。精一杯歌いたい」と強調した。
 ノーズウォーターズがリリースした限定1000枚の1stアルバム「パンジャイ」を主に購入した世代が当時の島の中高生で、多くの中高生に見てほしいと期待を込めて高校生以下は入場料900円に設定した。大人は3900円(税込み)。
 今回のために新たに制作したニューアルバム「君がいるから僕は歌う」(税込2000円)の販売も予定している。
 問い合わせ・チケット購入は℡090・9788・0310(午前9時~午後6時)チケットは全席指定。タウンパルやまだ、知念理容室、ピンクパイロン、トーセンド、美崎牛本店でもチケットを販売している。

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