同時にバーベキューをした最多人数で、ギネス世界記録の達成を目指す祝・人口5万人達成!石垣島大BBQまつり(同実行委員会主催)が18日、市役所隣の空港跡地で行われた。審査の結果、2220人が同時に会場で肉を焼いたことが認められ、ギネス世界記録を塗り替えた。これまでの記録はメキシコの2184人で、36人上回った。
市役所隣の会場には、午後零時半までに2271人が来場。事務局がギネス記録に挑戦する参加者の人数を確認後、同分頃に公式認定員のトラバリ・アイニさんが合図を送ると、参加者全員が一斉に串に刺さった地元の肉を焼台に置き、バーベキューを始めた。
肉を焼く工程を最初から最後まで1人で行うことが条件。焼き具合が不十分か、同伴者が手伝ったと判断された51人が失格となったが、残り2220人は肉を1人で十分に焼いたことが確認され、ギネス世界記録の達成が認められた。
中山義隆市長は達成後、参加した市民や観光客に感謝。「ギネス達成で石垣島産の牛や豚、ヤギなどの食材を全国にPRできる」と話し、イベント開催の意義を強調した。
ギネス挑戦は、1枚2000円のチケットを買った人が参加できた。実行委事務局の石垣市は、2500人が参加できるよう同数枚の販売を先月10日から開始した。
ネットと市役所窓口だけでなく、関連団体にも呼びかけたが、今月16日までに2032枚しか販売できておらず、ギネス達成には、参加者が153人足りない状況だった。中山氏は同日に会見して危機感を訴えると、翌17日に468枚が購入され、記録更新に必要な参加者は確保できた。
実行委は100人分の当日券も用意。会場で午前9時から販売し約2時間で完売した。
会場ではステージイベントが行われ、お笑いグループの「ダチョウ倶楽部」が中山氏と登壇。地元の音楽バンド「きいやま商店」などがライブを行い、盛り上げた。
石垣では2011年にもギネス世界記録に挑戦するバーベキューイベントを開催。当時、建設途中だった新石垣空港を使い、最長の串焼き(107・6㍍)を焼き、認定された。