与那国町議会、空転3日目 依然として議長決まらず

 与那国町議会9月定例会3日目の2日、議場で本会議が開かれ、前日に引き続いて議長選出が行われたが、この日も決まらなかった。議長選びは9月28日から続いており、2日で通算3日目となり、全国的にも異例の事態が続いている。これについて外間守吉町長は「行政がとやかく言えるものではないが、一刻も早く決めてほしい。補正予算などの重要な議案審議に入れない」と危機感を強めている。

 町議会事務局によると、2日も投票による選出を5回実施。毎回5対5の同数のため、くじ引きで議長を決めようとしたが、各回とも辞退が続いて決まらなかった。
 町議会の勢力は5対5で与野党同数。議長は議案採決には加わらないため、多数派を形成することを目的に、双方とも相手側の議員を候補者として投票を行っている。この日も与党は野党で前議長の田里千代基氏、野党は与党の前西原武三氏を候補者に立てた。
 今のところ与野党とも歩みよる姿勢はみられず、膠着状態が続いている。与党側は昨年6月から教育長が野党の反対により決まらないことなどを理由に、議案採決時での与党多数を目指している。一方、野党側は与党が町政を支えるべきであり、慣例に従って議長を取るべきだとしている。
 この日、2回目の投票の後、状況打開のため野党側が呼び掛けて全体会を開き名護市議会で与野党同数のため、与党側が議長に就任したことを紹介したが、進展はなかった。議場には町民数人が傍聴に訪れており、心配そうに議長選出の行方を見守っていた。

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