石垣中4人、全国1位 ジュニア料理選手権で快挙

全国1位のグランプリを勝ち取った「南の島から贈り物~ウムズナー(島タコ)飯とアーサの茶碗蒸し」(上江洲美奈教諭提供)

 料理雑誌「オレンジページ」と味の素㈱が中学・高校生を対象とする「第11回ジュニア料理選手権」のオリジナルレシピ部門・中学団体部門の最終選考会が26日、神奈川県川崎市の味の素グループうま味体験館で行われ、石垣中学校2年生の「はいさい☆島んちゅバレー部」の4人が作った「南の島から贈り物~ウムズナー(島タコ)飯とアーサの茶碗蒸し」で全国1位のグランプリに輝いた。
 ジュニア料理選手権は国内最大級の料理コンテストで、今回は「想いを伝える、しあわせごはん」をテーマに全体で1万4204作品の応募があった。石垣中の漢那愛華(あいか)さん、米盛和琉(にこる)さん、大立鈴夏(りんか)さん、奥平清笑(きよら)さんの4人は島の食材を使ったウムズナー(島タコ)飯とアーサの茶碗蒸しのレシピを紹介し、料理の工夫点や、思いを伝える人へのエピソードをプレゼンテーションして1次、2次審査を突破。最終選考では調理を含めて味の審査が行われた。
 オレンジページの松田紀子編集長は講評で「どんな食材が食べられるのか楽しみにしていた。試食で茶碗蒸しを食べた時のカニの風味が素晴らしく審査会場が揺れるくらいおいしくてとても印象的だった。調理もさすがバレー部というチームワークと分業体制でイカスミチャーハンも非常にジューシーなふるさとのおいしい食材をふんだんに使った料理を食べさせてもらった」と絶賛した。
 漢那さんは「石垣島の食材と母への感謝の気持ちを伝えることができて良かった。またグランプリを獲ることで恩返しができて良かった。これまで支えてくれた人がいるので早く結果を伝えたい」と感謝の言葉を述べた。
 米盛さんは「グランプリを取れて驚いている。調理ではいつもと違う環境でトラブルもあったが自分達の練習を生かしてとても良い作品ができた。来年も挑戦して連覇が取れるように頑張りたい」と抱負を述べた。
 4人には賞状と副賞が贈られた。

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