第十一管区海上保安本部によると、28日午前8時40分ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に、機関砲らしきものを搭載した中国海警局の艦船「海警1303」が侵入した。中国船が領海に侵入したのは今月9日以来で、今年39日目。当時、大正島周辺の領海で、日本漁船(9・7トン、3人乗組み)が航行していた。
海保の巡視船が領海からの退去を要求し、進路規制などを実施して漁船の安全を確保。「海警1303」は午前9時半ごろ、領海を退去した。午後3時現在、領海外側の接続水域では「海警1303」「海警1301」「海警1302」「海警1103」の4隻が航行している。尖閣周辺を中国船が航行するのは116日連続。海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告している。