旧那覇バスターミナルの跡地開発で建設された複合施設「カフーナ旭橋」の2階に1日、沖縄観光情報センターがオープンした。伸び続ける国内外からの観光客に対応するため、係員が常駐し、日本語を含む四カ国語で観光案内を実施。訪れた利用者に交通情報や宿泊所、観光施設の案内を行う。また、センター内には、日本語や英語、中国語、韓国語で表記された各種パンフレットを常備。着付け体験や沖縄の伝統文化を紹介するスペースもあり、効果的な観光情報の発信を目指す。
開所式であいさつした県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は今年の県内入域観光客数について「悲願である1千万人の達成も射程圏に入ってくる」と指摘。受け入れ態勢の充実強化が必要と強調し「おもてなしやサービスの質の強化が重要。この観光案内所が大きな役割を担う」と期待を込めた。同日には、施設1階にある新バスターミナルも開業した。
「カフーナ旭橋」はゆいレール旭橋駅と直結している。観光客は那覇空港に到着後、ゆいレールを利用して同施設を訪れることが可能。観光情報センターで観光案内を受けた後、1階のバスターミナルから県内各地域に、バスを使って移動することができる。
センター内には、ドローンなどで撮影された県内の観光地などの映像を、機器を使って見れるコーナーやイベント会場として貸し出せる休憩所もある。また、ベビーカーや車椅子を有料で貸し出すサービスも行う。