温泉ホテル来年開業へ 平安代表「竹富島の宝に」

竹富島温泉ホテルの開業に向けた抱負を語る平安代表取締役=20日午後、八重山日報社

 竹富島で21日、「竹富島温泉ホテル」(仮称)の地鎮祭が開かれ、来年新春の開業を目指して建設工事が本格化する。ホテルを運営する株式会社ピース企画(那覇市)の平安秀昭代表取締役が20日、八重山日報社を訪れ「島の宝となる温泉ホテルを造り、温泉で島に恩返ししたい」と意欲を語った。
 平安代表取締役は10年以上前から竹富島で温泉ホテル建設の可能性を探り、2017年、同社が運営する既存の「ホテルピースアイランド」隣接地で県から掘削許可を取得。
 約1000㍍掘り進め、温泉が出たのは「2億年前の地層」(平安氏)。温泉の成分はナトリウム塩化物泉で「肌に優しい美人の湯。日本最南端のまちの温泉として売り出したい」と話す。
 ホテルの建物は木造の平屋で、コテージタイプの27室。浴室は男女とも内風呂と外風呂の二つのタイプに分かれ、利用者は雰囲気の違いを楽しめる。
 温泉は健康にも効果があると言われており、完成後は定期的に島の老人会を招く計画もある。
 同社が運営するホテルとしては11カ所目で、温泉ホテルは初。コロナ禍明けで堅調に戻りつつある八重山旅行の需要を見込む。事業費約13億円を投じた。
 平安代表取締役は「竹富島は、1日が26時間にも27時間にも感じられる場所。島の原風景の中で、のんびりした時間を楽しんでほしい」とアピールした。

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