アイドル活動を通して島の人に恩返しをしたい 「僕が見たかった青空」 青木宙帆さん(20) 石垣市出身

青木宙帆さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の公式ライバルとして2023年にデビューした「僕が見たかった青空」(僕青)のメンバーに石垣市出身の青木宙帆(ゆうほ)さん(20)がいる。現在はアイドルとして歌やダンスに励み、アイドルとしての道を着実に歩み始めている。

 ―アイドルを目指したきっかけは。
 「私は地元の石垣でサッカーとフットサルをしている時にケガをしてしまい、一時的に休まなくてはいけなくなってしまった。休んでいる期間に、練習したいけどできないもどかしさを抱えながら、うまくいかない鬱屈(うっくつ)とした感情を持っていました。その時にアイドルに出会い、石垣にいる私にも「これからも頑張ろう」といった元気をもらえる存在に憧れてアイドルを目指すようになりました」
 ―アイドルとして歩みを始めた2023年はどんな年でしたか。
 「2月にオーディションに応募したことで私の人生は一変しました。本当にそれからは今の今まで怒涛の日々を過ごしています。特に頑張ったのはダンスや歌など、これまで経験したことがなかったアイドルのパフォーマンスの基礎となる部分で、人に見てもらうところまで持っていくのが苦労したし、頑張ったところです」
 ―青木さんの強みは。
 「私の強みは沖縄、石垣市出身であることだと思っています。他の人が経験していないようなエイサーや三線、八重山舞踊など、島で体験したことがたくさんあるので、他の人にはないエピソードを発信できたり、新たな視点で見ることができるのが自分の強みかなと思います」
 ―2024年の抱負は。
 「(僕青の)看板の重みをより実感する1年になると思っています。(乃木坂46の)ライバルとしてふさわしいグループと思っていただけるように、名前がもっと広めていけるような1年にしていきたいです」
 ―青木さんにとって故郷の八重山はどんな場所ですか。
 「八重山はルーツでもあるし「大切な場所」です。海を見ると島から見た海を思い出してしまうし、常に一番に存在する場所です」
 ―地元八重山で応援する皆さんにメッセージを。
 「地元の方からいただく声が力になっているので、私のアイドル活動を通して少しでも恩返ししていけたらいいなと思っています。これからも見守っていただけるとうれしいです」

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