2月1日から石垣市内で春季キャンプを実施する千葉ロッテマリーンズが30日、新石垣空港に到着した。スーツを身にまとった吉井理人監督、選手会長の中村奨吾選手らが、次々に降り立ち、三線の演奏と地元住民の拍手を浴びながら空港でのセレモニーに臨んだ。
高坂俊介球団社長は「今年も石垣島からチームを始動できることを大変うれしく思う。昨シーズンはコロナの影響もある中、たくさんの市民、ファンの皆さんにキャンプ地に足を運んでもらった」と述べ、石垣島キャンプが昨年2年ぶりのAクラスの原動力になったと感謝。
「今年はもう一つ上に行きたい。運動公園に一人でも多くの方に足を運んでもらい、選手のトレーニングに励む姿に応援、激励の声をいただきたい」と呼び掛けた。
高坂社長と中村選手らには、14日に市内で行われた千葉ロッテ杯で優勝した少年スネークの選手4人から花束が手渡された。
知念永一郎副市長は「リーグ優勝、日本一のために、石垣市としても春季キャンプを全力で応援させていただきたい。休息日には、石垣島の食文化や風景と触れ合い、リフレッシュしてほしい」と歓迎した。
セレモニー後、報道陣の取材に応じた吉井監督は、選手優先主義をあげ「選手のプレーしやすい環境を作って、勝っていきたい」と力を込めた。
ロッテの石垣キャンプは17年目。今年は市運動公園野球場などで26日まで行われる予定(6、12、16、20、24日を除く)。