八重山商工高校(仲山久美子校長)は19日、今月3日に北陸大学で開催された第9回全国高校生中国語発表会決勝大会にオンラインで出場。観光コース2年の宮良紗英さん(17)が中級リーディングの部で3位、情報ビジネスコース2年の上里優来さん(16)が初級リーディングの部で4位にそれぞれ入賞した。情報ビジネスの生徒が同大会で入賞したのは初めて。
発表会では、課題文を読み上げる際の発音や表現力が審査された。中級、初級共に課題文はエッセイで内容を理解した上で語気を強めたり、感情を表情で伝えることが求められるため、難易度が高い。
2人は学年末テストなどで十分な練習時間が取れず、昨年末の冬休みに入り発表に向けて音読の練習を本格化。週末も登校し準備を整え、発表会に臨んだ。
優秀な成績だった2人だが、共に結果に満足していない。宮良さんは「1位を取りたかったが3位で悔しい。暗記をもっと頑張れば良かった」、上里さんは「今年度から授業で中国語を習い始めた。練習ではできたが、本番では緊張した。悔しい」とそれぞれ話し、更なるレベルアップを自分に課した。