農業の魅力 走って発見 初の「あぜ道リレーマラソン」 桃里

あぜ道を走るランナー=23日、石垣市桃里

 農園のあぜ道を走るマラソン大会・第1回畑あぜ道リレーマラソンが23日、石垣市桃里の砂川農場で行われた。約80人(主催者発表)が出場し、草が土の上から生い茂る道を「風が気持ち良い」などと楽しそうに駆け抜けた。
 同農場を経営し、市農業委員会の会長を務める砂川拓也さん(43)が「農業とは何か、畑とはどのような場所か、周囲を走って知ってもらおう」との思いから開催を決めた。
 朝9時からランナーが農場に集い、砂川さんの号砲で一斉にスタート。カボチャ、タバコなどが栽培されている1周約1㌔の敷地内を10周するコースで、仲間と襷(たすき)を繋いで1位を狙ったり、一人で完走を目指したりと思い思いに走り抜けた。
 井手理仁君(12)=登野城小6年=は、「チームかんむりわし」の一員として出場し「あぜ道を走るなんて初めて。こけないように気をつけるのが新鮮だった」と笑顔を見せた。
 齋藤弘美さん(50)=大浜=は、愛犬のクマちゃん(5、メス)とともに力走。散歩が大好きなクマちゃんに引っ張られながら1周を走り切り「犬は楽々だけど、人間にはきつかった」と苦笑いだった。
 小学生から高齢者まで、幅広い年齢層のランナーが一風変わった大会を楽しんだ。
 平良八重子さん(71)=伊原間=は、若手を追い抜きながら見事完走。「凹凸(おうとつ)のあるコースを走ったから、ふくらはぎが半端なく痛い」とこぼした上で、「農家の気持ちが分かる良い企画だ。2回目はさらに参加者が増えるはず」と、食のありがたみを実感していた。
 レース後は砂川さんら主催者から豚汁がふるまわれたほか、参加賞のカボチャを全員で収獲。農業に親しんだ。
 砂川さんは「人手不足で、これから畑はどうなるのかと不安もあった。農場を走ることで、身体全体と五感を研ぎ澄まして、現状を知るきっかけにしてほしいと思い来てもらった」と話し、盛況を喜んだ。
 上位結果は次の通り。
 ▽優勝=チームザノノ(茂山和生)▽元気で賞=チーム伴ネット▽頑張ったで賞=金城ファミリー

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