大浜一郎氏(自民)が出馬表明 3期目挑戦、離島振興進める 野党で過半数、県政奪還へ 県議選

支持者を前に出馬会見を行った大浜氏=24日午後、あじ彩石垣島

 石垣市区選出の大浜一郎氏(61)は24日、市内で会見し、6月7日告示、16日投開票の日程で行われる県議選に自民党公認で3選出馬を表明した。「離島振興策を充実させる。私たち県政野党で過半数を超える議席を獲得し、県政のチェック機能を強化したい」と、離島振興を重点課題に掲げた。2年後の知事選挙を見据え、「政府と政策対話ができる県政を目指す」と、国との対決姿勢が続く県政の変革に意欲を示した。

 会見で大浜氏は、2期約6年の実績をアピール。続いて、「一貫して八重山地域の離島振興について、県政に対処を求めてきたが、具体的な政策はない」と批判。「玉城デニー知事は離島を軽視している」と非難した。
 玉城氏について「中国による尖閣諸島への威嚇圧力に抗議せず、国民保護の課題は精査しない。首長たちが要請し国も進める離島・先島の空港・港湾強化には態度が不明瞭だ」と問題視。さらに八重山の課題として、医療整備や移動コスト軽減、農林水産業の不利性解消、公共事業の地元優先発注を挙げ、引き続き解決に尽力すると強調した。
 「これまでの政治経験と人脈をいかし、3期目も離島振興を進める。離島出身の県議として、玉城県政に一石を投じたい」と、3期目への決意を語った。
 大浜氏の陣営は4月以降に具体的な政策を発表する予定。
 県議選石垣市選挙区(定数2)を巡っては、現職2期目の次呂久成崇氏も出馬の意向を示している。

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